星雲の漢方勉強日記

漢方・薬膳関係の勉強・考察日記

肺について簡単なまとめその1

五行の「金」に属する
金に属する季節は「秋」
秋は「乾燥」の季節
鼻、体毛、肌と繋がっており、
鼻を通して外気と直接繋がる。
対応する感情は悲しみと憂い

喜怒哀楽の哀であり、
哀は気を消すとも言われる。

肺の入り口は鼻である。

肺は「喜潤悪燥」であり、
・潤いを好み
・乾燥を嫌う

秋は乾燥の季節なので、乾燥を嫌う肺が悪くなりやすい。

肺の働きを整えるには、
・津液を補う薬膳
・脾胃の働きを助け、「津液や営養の吸収を促進することが大切。」


気を補う食べ物として、
穀類、芋類、肉類、
さば、いわし、かつお、タラ、
なつめやきのこ類がある。

血を補う食べ物として、
ほうれん草、人参、落花生、ぶどう、レバーなどがある。

津液を補い肺を潤す働きがあるものとして、
白きくらげ、白ごま、百合根、卵、豆乳
がある。
肺の色は白である。


香辛料や刺激が強いものは、
「津液の消耗を促進する」ので乾燥の時期には控える方がいい。
咳がひどい場合は、
海藻類、銀杏、梨、柿、豆乳、杏仁
が咳を抑える働きがあるとされる。
秋の果物が良い感じである。


肺の機能として、
・全身の気を調節
・呼吸(腎との共同作業)
・宣発・粛降
・全身に水を運ぶ
・気化作用(気の働きで変化させる作用)