星雲の漢方勉強日記

漢方・薬膳関係の勉強・考察日記

肩こりについて

肩こりの原因は痰湿、外邪の風寒湿による痺証
経絡の気滞・血滞・水滞である。

痃癖(けんびき)
腹部のみぞおちあたりから臍までの痰や気滞
(横隔膜の胃あたりの気血や痰の滞り)
多くは気血が停滞したために起こる。


痺証(ひしょう)の特徴
気虚が基礎にあることが多い。
気虚血虚、水滞などのすべての証の基本となる。
寒、湿が特徴になることが多い(風寒湿が特徴)。
血虚、血瘀、腎虚を伴うことが多い。
血虚、血瘀は「気虚から進展して現れる。」
病理が長期になると腎(精気)に及びやすい。

中国漢方だと筋肉や関節のしびれ、だるさ、痛みなどを特徴とした病気のこと。
痺(ひ)とは、通じない、塞がるという意味。
体の気血の流れが何らかの原因によって障害を受けていることを指す。