星雲の漢方勉強日記

漢方・薬膳関係の勉強・考察日記

腎について

・五行の水
・五季は由布
・五気は寒
・膀胱・耳・骨・髪の体の器官が腎と影響しあう
・生命の根本であり、全身の陰陽の始まり
・先天の本である(基本物質である精が蓄えられる)
・七情は恐・驚
この感情が腎を傷害し働きを滞らせる。
心配したり不安になりすぎない。


冬は寒く乾燥しているので、
腎だけでなく肺の方も傷め易い。
咳が出やすいのはこのため(津液不足)。
また、冬は陰が最も強い「陰気旺盛」。


寒の気が強くなりすぎて影響を与えるようになったものを寒邪
・陽気を傷つけ、冷えや悪寒の症状をもたらす。
・凝滞性の特徴を持つ
体が固くなりやすくなり、
血流が悪くなる。
疼痛の症状もでる。

不通則痛という言葉があり、
体内循環が滞る(不通:通らなくなる)ことで痛みが生まれる。
頭痛や関節痛などが現れる。


吸引性の性質によって、
・身体が縮こまりやすい。
・四肢の痙攣や曲げ伸ばししにくくなる。


精は先天の本、後天の本から作られる。
働きとしては、
・生殖、成長、身体の滋養などに関わる。

腎精は腎陽と腎陰に分かれる。
腎陰の働きとして、
・抑制
・滋養
・涼潤(潤し冷ます)
各臓腑を潤しながら、それぞれの働きを調節。

腎陽の働きとして、
・促進
・温煦
各臓腑を温める。