星雲の漢方勉強日記

漢方・薬膳関係の勉強・考察日記

寄り道ep.2 乳酸菌について

・乳酸菌は善玉菌である。
・乳酸菌の350もの種類がある。
・乳酸菌は乳酸を産生する。
・悪玉菌の毒素の発生を防ぐ働きを持つ。
・人間や動物の腸内だけでなく乳製品や発酵食品などにも生息、体内のあちこちに存在する。
・適正とされる範囲で取ることは、非常に安全性が高いと事が分かっている。
(乳幼児から高齢者まで全ての人)


口から摂取した乳酸菌は体の中に入っていくと2つの働きを持つ菌に分かれる。
・生菌:生きたまま腸に届く菌
有用菌の増加に伴って、有機酸の産生量が増えていくと、生菌は腸内を酸性化させる。
生きた乳酸菌は、
悪玉菌のエネルギー源である「タンパク質」を取ったり、
腸管粘膜上皮に定着することによって悪玉菌自体の増殖の場を減少したりする。
腸内細菌のバランスの正常化。


・死菌:胃酸や胆汁によって死滅する菌
腸管内であっても「他の細菌に悪影響を及ぼさない。」
途中で死滅した乳酸菌は、「食物繊維と同じような働きをする。」
退治された悪玉菌を吸着し、外へ排出する役割をする。


POINT
死滅した乳酸菌
・加熱することによって「乾燥菌体」にすることでができる。
乾燥菌体は、
胃酸や胆汁、熱の影響を受けることなく腸にたどり着ける特性を持つ!
「乳酸菌のエサになるのと同時に、免疫力を向上させることに大きく役立つ。」

 

乳酸菌が便秘に与える影響
便秘・下痢ともに善玉菌と悪玉菌による「腸内環境のバランスが大きく関わる。」
有害な腸内細菌は、発がん前駆物質から発がん物質となる
・ニトロソアミン
・フェイノール
他にも
アンモニア
インドール
・メルカプタン
など有害物質を産生したりする。


※この有害な腸内細菌を排除しようとする現象が「下痢」である。
下痢は小腸側で起きやすいといえると思う。
排除するほうなので乳酸菌が必要といえるか。


有害物質によって低下させられた腸の蠕動運動やそれに伴う大腸菌などの増殖によって「便秘」が起こる。
※こちらは大腸側で起きやすいといえると思う。
乳酸や酢酸が必要なのでビフィズス菌が必要といえるか。